マイニング作業の電力消費を抑える取り組み

マイニングで最も問題視されているものは電力の消費が多く、環境に悪いのではないかと言う声です。確かにマイニング作業で使用する電力は効率を重視したマシンであれば2000ワットもの電力を使用し、これはオーブントースター1000ワットを2個同時に使用しているような物でかなりの電力を使用しています。

しかしながら、マイニング作業で使用するマシン自体も改良が重ねられており、チップを電力消費を抑えたものに交換または乾燥するなどの他、マイニング作業で使用する動作プログラムを改良し、プログラムがマイニングを補助するなどマイニングマシンに負担をかからないよう電力の消費を抑える取り組みをしています。

この電力消費を抑える取り組みですが、実は前々から分かっていたことであり、グラフィックボードを生産及び販売している大手NVIDIAではマイニングに使用するグラフィックボード性能の向上とともに電力消費が上がることを想定しグラフィックボードを制作しています。つまりグラフィックボード自体の省電力化を行わないとパソコンでマイニング作業を担うにしても電力が不足してしまうという事態になってきたのです。

これはパソコンで使用される電源がマイニング専用装置と異なり、1000ワット以上の電源と言うのが少ないが故に起きている問題で、要は電力消費を抑えなければパソコンでのマイニングは、電源が持たなくなりつつあるということです。ちなみに、マイニングで使用される演算チップは何もマイニングだけに使用するのではないため各国は競うように開発をしているのです。

例えば、スマートフォンなんかに使用されるチップとしても応用することが可能で独自チップを制作することでブランド化をすることが可能となり、チップの性能が良ければ電力や性能面を引き上げることが出来るという訳です。この電子機器に搭載するチップの試験を行う場所としてもマイニングと言うものは活用され、新しい電子チップの開発を行う市場を活性化させているということです。

万が一マイニングが利益にならないようになったとしても、今までに培われたチップの開発による高性能化と電力消費の抑制と言う技術は新しい産業に応用可能であるため、たとえマイニングや仮想通貨と言うものが廃れたとしても技術は生かされ他のことに使用されるため、現段階ではマイニングが機能している内は各国の電子部品開発メーカーは力を入れて電力消費を抑える取り組みに着手することが期待できるということです。